人間関係を改善し、パフォーマンスを上げる自律神経ケア
働く社会人のためのストレス緩和法
本日の講義は3時間で、ワークはありません。スライドを中心に講師がお話しますので、気軽にお聞きください。

by hide yam

講義のゴール
自律神経の4モードを理解
職場・家庭でのストレスを捉える方法を学びます。
Relaxベースで成果を上げる
Fight/Flight/Freezeを減らし、パフォーマンスを向上させるヒントを得ます。
大人や組織への応用
子どもの行き渋り対策を一部流用し、職場での活用法を学びます。
目次
1
第1部:自律神経と防衛反応(理論)
自律神経の仕組みと、ストレス反応について学びます。
2
第2部:具体的ストレス緩和策
呼吸法や温めなど、実践的なテクニックを紹介します。
3
第3部:ハイパフォーマンスと人間関係再構築
学んだ技法を職場や家庭で活用する方法を探ります。
4
まとめ・Q&A
講義の総括と、よくある質問への回答を行います。
自律神経の全体像
交感神経
活動・緊張モードを担当します。血圧や心拍数が上昇し、Fightが出やすくなります。
副交感神経
休息・リラックスモードを担当します。心拍数が低下し、Relaxモードに入ります。
自律神経は自動調節されますが、コントロールのコツがあります。
ポリヴェーガル理論:腹側&背側迷走神経
Stephen W. Porges "The Polyvagal Theory" (2011)
この理論は自律神経系の進化と機能を説明しています。
背側迷走神経優位
Freeze傾向が強くなり、固まりやすくなります。
腹側迷走神経安定
社会的交流モードが活性化し、リラックスした状態になります。
4モード:Fight/Flight/Freeze/Relax
Fight
攻撃的になり、周囲を萎縮させる可能性があります。
Flight
逃走・回避行動を取り、問題から逃げようとします。
Freeze
無言・固まる状態になり、行動が停止します。
Relax
安心・交流モードで、最適なパフォーマンスが発揮できます。
今日ご紹介するツール
呼吸法
腹式呼吸で副交感神経を活性化し、ストレスを緩和します。
腎臓温め
腰を温めることで血行を促進し、Relaxモードに導きます。
マッサージ
首肩・背中のセルフマッサージで固まりを解きほぐします。
笑い
エンドルフィンを増加させ、ストレスホルモンを減少させます。
これらのツールは学術的研究に基づいており、子どもの行き渋りケアからも一部流用しています。
今日のポイント総括
1
2
3
4
1
客観視
Fight/Flight/Freeze/Relaxを理解し、状況を把握する
2
身体ケア
固まる・逃げる・戦うモードになったら、まず身体をケアする
3
安全ベース
自分と周囲に安全感を提供し、リラックスモードを促進する
4
ゾーン
リラックスを土台に適度な集中を乗せ、最高のパフォーマンスを目指す
3時間のご清聴ありがとうございました。明日から1つだけでも試し、Fight/Flight/Freezeを軽減しパフォーマンスアップへつなげましょう。どうか"リラックス+集中"で周囲との関係を良くしていってください。